病理組織検査受託について

鶴見大学歯学部附属病院病理診断科では、地域医療連携の一環として、病理組織検査の受託を行っております。お送り頂きました検体は、こちらで標本の作製と病理診断を行い、組織写真のカラー写真を添えて病理検査報告書を返送致します。
当院は、口腔外科、専門外来など幅広い専門医と協力して病理診断の豊富な経験があります。仮に検査を受けられた患者様が、当院での治療が必要となった場合には、紹介がスムーズとなるメリットがあります。

1 病理組織検査の目的と必要性

口腔領域に認められる病変の一部を採取して病理組織学的な検討を加えることにより、良性や悪性との鑑別診断や確定診断を行います。

2 検査の対象となる疾患例

1. 歯肉・歯周組織病変 歯肉増殖症、エプーリス、義歯性線維腫など
2. 口腔粘膜病変 白板症、扁平苔癬、色素沈着(アマルガム沈着)など
3. 腫瘍性病変 乳頭腫、血管腫、難治性潰瘍、扁平上皮癌など
4. 嚢胞性病変 歯根肉芽腫、歯根嚢胞、濾胞性歯嚢胞など
5. 唾液腺病変 粘液嚢胞、口唇腺(シェーグレン症候群)など

3 歯科診療所で算定できる保険点数の一例

詳細は歯科点数表の解釈 (社会保険研究所 ISBN:978-4-7894-1221-6)などでご確認下さい。
1. 生検 (組織の一部のみ検査のため切除する場合)
口腔内組織採取 400点
病理組織顕微鏡検査 880点
病理学的検査判断料 150点
2. 摘出・切除生検

病変が比較的小さいときに、生検と治療を兼ねて病変を初めから全摘出する方法(線維腫、乳頭腫など)です。
(1)歯肉、歯槽部腫瘍手術
(エプーリスを含む。)
軟組織に限局するもの 600点
病理組織顕微鏡検査 880点
病理組織標本作製 150点
(2)粘液嚢胞を摘出した場合 粘液嚢胞摘出術 舌 1200点
口唇 910点
病理組織顕微鏡検査 880点
病理組織標本作製 150点
(3)歯根嚢胞(歯冠大のもの)を摘出した場合 歯根嚢胞摘出術 800点
病理組織顕微鏡検査 880点
病理組織標本作製 150点

4 病理組織検査の申込み方法

1. 検体の固定
10%(緩衝)ホルマリン液(3.7%ホルムアルデヒド液)を入れた標本瓶(セメントの空瓶等でも構いません)に切除した組織をいれて固定するのが一番よろしいのですが、貴診療所になければ、代わりに消毒用70%エタノールに切除した組織入れて下さい。ホルマリン又はエタノールの量は採取した組織の約10倍以上でお願いします。
厚生労働省は、臓器の入る前のホルマリン入り容器は「材」と見なされるため、「毒物及び劇物取締法」上の「劇物」にあたり、臓器が入った後は「もの」と見なされるため「毒物及び劇物取締法」には相当しないとの見解を出しています。このため、当大学よりホルマリン入り容器をお送りすることは、法律に違反することとなるためできません。400点
【参考】
毒物及び劇物取締法第3条3
毒物又は劇物の販売の登録を受けた者でなければ、毒物又は劇物を販売し、授与し、又はこれらの目的で貯蔵し、運搬し、若しくは陳列してはならない。
2. 病理組織検査申込書の記入

下記からダウンロードしてご利用下さい。
うまくダウンロードができない場合はご連絡下さい。FAXにて至急お送り致します。

病理組織検査依頼書のダウンロード(PDF:70KB)

閲覧・印刷には無償のAdobe Readerが必要です。
お使いのパソコンにインストールされていない場合、下記よりAdobe Reader プラグインをダウンロードし、インストールしてください。

Adobe®Reader™ ダウンロードサイト

3. 検体および病理組織検査申込書の送付

3辺の合計が60cm以下になるような小さめの箱(超硬石膏の箱等)に入れて、宅配便等でお送りください。

【参考】
集荷依頼の電話番号
ゆうパック 0120-232-886
ペリカン便 0800-0800-111
宅急便 0120-01-9625
送付先並びに問い合わせ先 〒230-8501
神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-3
鶴見大学歯学部附属病理診断科
電話:045-581-1001(内線8361)
担当:美島
e-mail:mishima-k@tsurumi-u.ac.jp
検査代金のお支払いは、検査結果を返送の際に同封した振込口座宛にお振り込み下さい。

お願い事項

・病理検査結果について、学会等で公表する場合には、ご一報下さい。
・検査の実施および精度の管理上、必要な情報の御提供を任意でお願いすることがあります。これは「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」(平成16年12月24日付け 厚生労働省医政発第1224001号)では「個人データの第三者提供」には該当しないものとされています。可能な範囲で御協力をお願い致します。
・検査終了後の標本(画像情報を含む)の一部や残余分を匿名化した上で教育や研究に用いることがあります。下記見解を尊重し、個人情報管理に注意致しますので御理解・御協力をお願い致します。
患者に由来する病理検体の保管・管理・利用に関する日本病理学会倫理委員会の見解(社団法人 日本病理学会 理事会・倫理委員会 平成17年4月)

臨床材料検査報告書のダウンロード(PDF:774KB)

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